八王子市にある自然教育、体験教育を通して豊かな心を育む東京ゆりかご幼稚園

年長さんの靴箱で幼虫から蛹になったナミアゲハ。

子ども達も毎日観察しながら、触らないように、

落ちないように、大切に見守ってきました。

 

 

そしていよいよ羽化！

残念ながら羽化したのは土曜日のお休みの日。

羽化不全で充分に翼を広げられませんでしたが、

それでも一生懸命園庭に向かって歩き、

空に向かって羽ばたこうする姿が。

 

 

このまま自然の摂理（食物連鎖）にゆだねることも考えましたが、

見守ってきた子ども達に見て欲しい。

たとえ空を飛べなくても、

一生懸命に生きようとする姿を。

 

 

ということでキャンプ用の干し物ネットに入れて保護。

 

まずは栄養補給。

熱中症対策で保存しているポカリをキャップに入れて

くるくると丸まった口吻（こうふん）を楊枝で伸ばし、

ティッシュにつけてあげると、、、

美味しそうに飲んでいました！

翌日曜日はハチミツ入り特性ジュースを作って、、、

これも美味しそうに飲んでいました。

 

園庭に咲くオオムラツツジの花も、、、

喜んでいるかな？

 

月曜日、子ども達が登園。

エントランスに掲示した写真と、

ネットに入ったアゲハを見て、興味津々。

 

園長から経緯をお話ししました。

 

そっとね。

 

空を飛べなくても、、、

みんなからの愛情をもらって

一日一日を過ごしていこうね。

みんなで応援していこうね。（６／２）

 

～～ここから更新！～～

 

園庭からツツジの花を探してあげたり、

家のお庭からお花を摘んで持ってきてあげたり、

図鑑で調べたり、

花の蜜を吸う様子を観察したり、

 

お世話をしながら見守ってきたナミアゲハ

寿命といわれる2週間を生きて、天国に行きました。

 

そして、年長さんが生き物たちの慰霊碑

「どうぶつさんありがとう」に亡骸を埋めて

お祈りしました。

 

 

「これまで、ありがとうね」

「天国で、お空を飛んでね」